概念
鼓膜に穿孔がなく、中耳腔に貯留液をもたらし難聴の原因となるが, 急性炎症すなわち耳痛や発熱のない中耳炎
小児において就学前に 90% が一度は罹患する中耳疾患であり,小児難聴の最大の原因です。言語発達、学業や行動上の問題に影響を及す可能性があります。
ガイドラインでは経過観察は3か月、一側性で病的鼓膜でないならば経過観察、両側性ならば何らかの対応が基本的に必要。
滲出性中耳炎に関しても、有病期間が3週以上である場合、鼻副鼻腔炎を合併している例でCAM 少量長期投与が選択肢の一つとされている。ただし 2 歳以下の症例、アデノイド合併 症例では有効性が低いことも示されている。投与期間は効果とのバランスから 2 カ月が推奨されている。
図は鼓膜チューブ挿入後のもの。

参考文献
日高浩史, と伊藤真人. 「小児滲出性中耳炎診療ガイドライン2022年度版~改訂のポイント」. 小児耳鼻咽喉科 44, no. 3 (2024年): 335–43. https://doi.org/10.11374/shonijibi.44.335.
日本耳科学会 日本小児耳鼻咽喉科学会. 「小児滲出性中耳炎診療ガイドライン2022年版」. Preprint, 金原出版, 2022年9月. https://doi.org/10.18888/9784307871280.
西尾洋介ら「見直そう,マクロライドの使い方」. 小児感染免疫 28, no. 4 (2017年): 311–18.


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