妊娠中・授乳中に使用可能なお薬について

妊娠中安全に薬剤を投与すると危険である、奇形が起こるという先入観があり、妊娠中にあんできることが保証されているお薬は少ないです。

しかし、妊娠中に投薬することで奇形が起こることが知られている薬はほんの少しで、その他のほとんどのお薬は安全性が確認できていないため、有益性投与という説明がされています。有益性投与とは「リスクを考慮しても薬剤を投与することにより得られる効果が病態の改善にとって必要である」という意味です。

なんだかリスクと記載されていると怖いイメージがありますが、リスクが存在しない薬(行為)は存在しないため、当然の事ではありますが、わざわざ妊婦・授乳婦のところに「有益性投与」の記載があると、なんだか怖くなりますね。

過去に妊婦禁忌・授乳婦であった治療に必須な薬剤も、妊婦投与が「有益性投与」に変更となったり、妊婦・授乳婦に関する薬剤は投与に慎重(否定的?)であった時代から変わりつつあり、必要な薬剤で妊婦・授乳婦に投与経験が十分あるものや、有益性が高く、危険性が認められないものに関しては、投与していく傾向にあります。

投薬する機会が多い薬に関しては、著名な先生方が安全性について検討してくださっているものも多くありますので、医師の指示に従って服用してください。

参考文献

  1. 村島温子. 「妊娠・授乳中における薬剤の安全性―アレルギー最新情報―」. アレルギー 72, 号 3 (2023年): 229–32. https://doi.org/10.15036/arerugi.72.229.
  2. 国立病院機構 神戸医療センター 妊娠時の安全性評価・授乳中のカテゴリー

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